冬、上空にはトビが旋回し、オオタカが獲物を狙う。ノスリとチョウゲンボウはホバリングして地上の獲物に狙を定め、コチョウゲンボウはヒラヒラと舞うように飛んで小鳥を追う。そして木曽岬の象徴、チュウヒが地上すれすれを飛ぶ。そんな猛禽類の聖地、木曽岬干拓地。運よくハイイロチュウヒに出会えた日は最高に幸せな気分だ。地上に目をやるとそこにはつぶらな瞳のタゲリの群れがいる。まるで手塚治虫のマンガから飛び出してきたみたいだ。目立たないがよく見るとスマートなタヒバリもいる。水路にはひっそりと1羽で越冬する孤高のシギ、クサシギがいる。鳥に興味のない人には木曽岬干拓地は「何もないところ」。でもすばらしい自然のいとなみがある。強いものが生き残る世界がある。それが冬の木曽岬干拓地。
愛知県支部、日本野鳥の会三重、愛知県野鳥保護連絡協議会の共催で実施しています。
毎月第4日曜日 ★雨天決行
集合時間 午前9時
解散時間:正午
集合場所:弥富野鳥園駐車場
交通機関:ありません。
備考:無料駐車場有り。探鳥地は広いため車で回ります。
雨でも雪でも台風でも、案内人は参加して記録をとっています。
近藤さん。日本野鳥の会三重。木曽岬チュウヒ保護のリーダー的存在。
森井さん。愛知県野鳥保護連絡協議会、名古屋鳥類調査会。名古屋市野鳥観察館。名古屋市野鳥生息調査のとりまとめをしている。
笹間さん。
星野さん。普及企画部。いろいろなイベントを企画・実行している。明るいキャラで探鳥会を盛り上げる。
野澤さん。副支部長。ホームページ&ブログ担当。Project Wild シニアエデュケーター。
木曽岬を代表する鳥 チュウヒ
もうひとつ冬の代表的な猛禽類 ノスリ
冬はチョウゲンボウを観察する機会も多い
冬の干拓地のアイドル タゲリ
目立たないが数は多いタヒバリ
集合場所の弥富野鳥園駐車場
最初の観察地点 水路 カモ類、カワセミの観察ポイント
次の観察地点 水路2 カモ類、シギ・チドリ類の観察ポイント
港 カモ類、カモメ類が観察できる
鍋田干拓地 タヒバリ、タゲリ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウなど。2016年冬はナベヅルの群れが居ついた。
広大な木曽岬干拓地 チュウヒが繁殖している。冬は数多くの猛禽類が出現。干拓地内は立ち入り禁止なので堤防から観察する。
チュウヒ出現